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琥珀芸術の最高峰 「琥珀の間」

世界中でこれまで数多くの美術品や工芸品が創られましたが、最も美しく、そして大きなものがエカテリーナ宮殿の「琥珀の間」と言われています。

サンクトペテルブルクの紋章

サンクトペテルブルクの紋章

サンクトペテルブルク郊外にあるエカテリーナ宮殿

サンクトペテルブルク郊外にあるエカテリーナ宮殿


神秘的な力を持った琥珀で部屋全体を飾るという発想を最初に持ったのは、プロシャのフリードリッヒI世で、それをエリザベータI世が引き継ぎ、そしてエカテリーナII世が完成させました。

第2次世界大戦時、エカテリーナ宮殿を占拠したドイツ軍は「琥珀の間」を天井から壁にいたるまでそっくり取り外し、どこへとも知れず持ち去りました。大戦が終わった後も膨大な琥珀の行方は不明のまま、1979年に「琥珀の間」を新たに復元することが決定されました。

1983年、「琥珀の間」の復元計画が着手され、建築家ケドリンスキーの指揮のもとに琥珀工芸のアーチストや職人が復元作業にとりかかりました。エカテリーナ宮殿の琥珀修復工房はこの時に設けられ、琥珀芸術品の製作は今も続いています。


サンクトペテルブルク建都300年祭にあわせて復元された「琥珀の間」

サンクトペテルブルク建都300年祭にあわせて復元された「琥珀の間」



「琥珀の間」の創作過程

装飾の一部である石膏のマスク

装飾の一部である石膏のマスク

模型から作られた琥珀のマスク

模型から作られた琥珀のマスク

(1)設計作業 (2)粘土で形を造る (3)粘土の形を石膏にとる(4)石膏から模型を作る (5)模型から琥珀の装飾を作る(6)琥珀の原石を切って板を作る (7)琥珀の板を研磨する (8)研磨済みのものを嵌めていく (9)琥珀に彫刻を施す (10)接着剤で木枠に貼り付ける

「琥珀の間」の壁面の一部

琥珀をパネルに貼り付けるときは、極めて厳密な研磨が繰り返されます。
少しの隙間もないように幾度も隙間に当て嵌めては、縁を削る作業が続きます。一平方センチメートルにおよそ800個の琥珀がはめられます。
透かし彫りの作業は特に神経を集中した作業になります。薄い半透明の琥珀に、風景を彫り付けていきます。ミリ単位の細かな作業で、目に拡大鏡をつけ、一本一本の線を刻んでいきます。出来上がった琥珀パーツは、最終的に特殊な接着剤で木枠に貼り付けられ、「琥珀の間」のパネルが完成します。

出典:

重延浩『ロシアの秘宝「琥珀の間」伝説』NHK出版、2003年。

   アエロフロート・ロシア航空日本語版機内誌『オーロラ』2001 Autumn.

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